特典交換に必要なマイル数は高くない!まだ退蔵者としてマイラーに貢献するの?

フライトマイルを貯めない人の言い分として、以下のような言い分があります。

  1. 飛行機乗ってもフライトマイル貯まらんだろ!
    →還元率の悪さ
  2. 特典航空券に必要なマイル数多すぎだろ!
    →最低交換単価の高さ

「1. 飛行機搭乗ではマイルが貯まらない」についてはすでに「飛行機に乗ってもマイルはたくさん貯まる!マイレージカードを作ろう」で述べたように、マイル制度は他のポイント制度に比べて還元率が高いことを説明しました。

今回は「2. マイル交換に必要なマイル数は高すぎる」についてです。

「マイル交換に必要なマイル数は高すぎるよね」という話でよく聞く話としては、こんな感じです。

「マイルって、国内線に乗っても500マイルしか貯まらないのに、国際線の特典航空券への交換には20000マイル必要だったり、貯めても貯めても最低交換単位に到達せずに有効期限切れするよね・・・」

そう思っている人も多いはずです。そこで、本当にマイルの最低交換単価は高いの?と言う話です。

最低交換単価が高いからマイレージ制度は成功している?

小西(2005)さんが書いた「ポイント経済と関係性マーケティング」と言うタイトルの論文があります(論文?紀要と呼ぶのだろうか?)

彼曰く、ポイントカードなどの仕組みが上手くいく要因は以下の4つである。

  • 還元率
  • 最低交換単位
  • 利用率
  • 退蔵率

例えば、100円で1ポイントが貯まり、500ポイントで500円と交換できるポイントシステムの場合・・・。

  • 還元率
    → 100円で1ポイント(1円)なので、1%。
  • 最低交換単価
    → 500ポイント。
  • 利用率
    → ポイントカードへのポイント付与の頻度。僕みたいに搭乗時に必ずマイルを付加する人は利用率が高いと言えるが、妹みたいにマイルを加算しない人は利用率が低いと言える。
  • 退蔵率
    → ポイントカードへのポイント付与しているのに、そのポイントを使っていない人やカードの割合。

そして、この4つの中で一番重要なのが退蔵率であるとのことです。

なぜなら、ポイント制度の運営にはそれなりにコストがかかり、そのコストの負担を退蔵者が行うからだそう。

(参考文献:小西英行(2005)「ポイント経済と関係性マーケティング」富山国際大学地域学部紀要第5巻、pp51-58)

どういうことかというと、ポイント制度は値引き制度みたいなものと思ってもらっていいと思います。違いは値引き分を先にもらうか、後にもらうかという話です。

  • デパートの10%オフセールなら・・・
    → 10%分の値引きを支払い時にもらっています。
  • マイレージ制度なら・・・
    → 搭乗後にマイル加算され、そのマイルを特典と交換することで、マイル分の値引きをもらっているわけです。

マイレージ制度では最低交換単価が高いため、マイルと特典の交換は難しいと言われています。つまり、交換できないのでマイル分の値引きを獲得できないとのこと。

その結果、マイルを貯めるけど、そのマイルを使わない退蔵者が発生するじゃないか!とのこと。

想像してみてください。明日からこの世の全ての人が、持っている全てのポイントを使い出したら、どうなるのか?つまり退蔵者ゼロの世界がやってきたら。

おそらく、ポイント制度やマイレージ制度が破綻します。だって、マイレージ制度には全員分のマイルに見合う量の特典が用意されていないので、全員がいきなり特典利用します!宣言をしたら、「ごめんなさい、全員分はありません」てな具合になります。

だから、もともとそうならないように最低交換単価を高くしています。例えば、特典航空券用に開放される座席数の制限、特典航空券発券に必要なマイル数の増加などです。そうすることで退蔵率を維持するでしょう。

なので、最低交換単価が高い退蔵率が高くなるマイレージ制度が成り立つ。ということ!

う~ん。なるほど、マイレージ制度ってうまくできてるんだなと僕は非常に感心した。

マイル=特典航空券じゃない。それ以外の使い道もある。

この前、妹と話していると聞き慣れないことを妹が言っていました。

妹:「この前のJALマイルでUSJに行ってきたよ~」

僕:「!!!???はぁ?(マイルって特典航空券だろ。何言ってんだ?この暑さでついに変なことを言うようになったのか?)」

妹曰く「マイルを特典航空券に交換する」以外に、「マイルをその他の特典に交換する」という選択肢がホームページにあったとのこと。

どこにあるかというと、JALマイレージバンクにログインすると左側下段にある赤ワク部分です。

そして、赤ワクを選択すると、ポイントや商品などと交換できる小画面が表示されます。

パリ往復で6000マイルほどを獲得した妹はその後クレジットカードで獲得したマイルなどと合わせて、パートナー特典にある7000マイルで交換可能な「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 1デイ・スタジオ・パス特典」を選んだそうです。

JALミニマイル特典というページに行くともっと少ないマイル数(2000マイル~)から交換が可能です。

もちろん、JALだけでなく、ANA(ANAマイレージクラブ)も少ないマイルから特典を利用することができます。ANAの場合は、1マイルから利用可能です!以下はANAの特典ページです。

マイルの最低交換単価は低い!退蔵者はそれを知らないだけだ!

確かに、マイルを特典航空券にするにはある程度のマイル数が必要になってきます。国内線で片道5000マイルとかくらいでしょう。

でも、特典航空券以外の特典であれば最低交換単価は低く、JALなら2000マイルから、ANAなら1マイルから特典と交換可能です。

つまり、マイルの最低交換単価は高くないじゃん!!!と言うことです。

さっきの旧理論はこちら・・・

最低交換単価が高い→退蔵率が高くなる→マイレージ制度が成り立つ。

でも、それは違うのです。最低交換単価は意外に低いのです。

新理論はこちら・・・。

最低交換単価は高くないでも、それを知ってる人が少ないだからマイルを貯めない・使わない退蔵率が高くなるマイレージ制度が成り立つ

どっちにしてもマイルを貯めない人、使わない人が退蔵者となってマイレージ制度に貢献し、マイラーと呼ばれるマイルをこよなく愛する人たちがマイレージ制度を利用して特典を利用できなかった人たちの分まで楽しむという図式には変わりはないと思います。

だから、自分が払った分や自分の貯めたポイント分は自分に還元させるために、マイルは貯めよう。そして、マイルを使おう!さらに言うと、そのために、マイレージカードを作ろう!なのです。

それでもマイルの使い道がない場合は・・・電子マネーがある!

それでも、自分がやりたかった特典もなければ、欲しい特典商品もないということもあります。

そういう方は、電子マネーに交換です!!

ANAなら、ANAスカイコイン

  • ANAのホームページで購入するANA航空券・旅行商品に使える。
  • 1マイルからスカイコインに交換できます。
  • 交換レートは1マイル=1~1.7スカイコイン(交換マイル数やステイタスで交換率が変わる)。
  • 1スカイコイン=1円の価値があります。
  • 有効期限は、交換日より1年間です。

1スカイコインから交換できますが、マイルは1マイル2円以上の価値があると言われている時代なので、マイルの有効期限が切れるけど、使い道がない!という最悪の事態の際に利用する感じかと思います。

詳しく、正確にANAスカイコインを知りたい方はこんどの旅に、すぐ使える。ANA SKY コイン | ANAマイレージクラブを確認ください。

JALならPontaコース

JALなら、eJALポイントという似たものがあるのですが、こちらの最低交換単価は10000マイルからなので、交換単価が高くてオススメできないです。

なので、JALならPontaコースが最終手段になるかと思います。

JALグループ便でフライトをすると普通はマイルが貯まります。でも、事前にPontaコースに登録しておけば、Pontaポイントが貯まるという仕組みです。

Pontaポイントは、ローソンやケンタッキーで使用できます。

マイルと比べると還元率は落ちるので、最終手段です。また、事前にPontaコースに登録が必要です。

以下のサイトから、登録できますが、ほしい特典が全くない人や2,3年に1度しか飛行機に乗らない人とかにオススメするものになります。

まとめ

  • マイルの特典は特典航空券だけじゃない。
  • 必要マイル数が少なくても交換できる特典がある。
  • 最悪でも、ANAならスカイコインやJALならPontaコースなどを選んで電子マネーにできる。
  • だから、自分が支払った分や自分の貯めたポイント分は、自分に還元されるようにしよう。
  • そして、退蔵者としてマイレージ制度に貢献するのはやめて、マイレージ制度を利用する側になろう。

そのための第一歩として、マイレージカードを作ろう!そして飛行機に乗るときは必ずマイルを貯めよう!

というお話でした。

どのマイレージカードを作ればいいのかわからない場合は、一番基本的なカードを作りましょう。

ANAはANAマイレージクラブカード。

JALはJALマイレージバンクカード。

おしまい。