日本人であれば、日本発の目的地行きの往復航空券を買うことが普通だと思います。羽田-バンコク-羽田みたいに。でも、僕の妻はタイ人ということもあり、2年くらい前にバンコク発大阪行きの往復航空券を購入して以降、ずっとそれを繰り返してタイと日本を往復していました。でも、それって結構不便なんです。なので、スクートの片道航空券を買う!という話です。
バンコク発の往復航空券購入の問題点
妻はタイで歯科矯正の治療を受けているので2ヶ月に1度タイに帰国しています。そして、今まで、妻がタイと日本を往復する時、以下のような感じで日本とタイを往復していました。
- 1月4日:特典航空券を発券
- 3月10日:バンコクから日本へ来る
- 日本に2ヶ月くらい滞在
- 5月10日:日本からバンコクへ帰る
- タイに3日くらい滞在
いつもバンコク発の往復航空券をこんな感じで発券していました。つまり、日本に2ヶ月滞在する航空券を購入していました。
でも、これだとスケジュールが調整しにくいのです。1月初旬に、5月のいつにタイに帰るのかを決めるのはかなり難しいし、だからと言って、後日、日にちを変更するとなると手数料とか取られるので、日にちは確定させたい。
なので、こういう風にしたいわけです。
- 1月4日:特典航空券を発券
- 3月6日:日本からバンコクへ帰る
- タイに3日くらい滞在
- 3月10日:バンコクから日本へ来る
- 日本に2ヶ月くらい滞在
こんな感じで日本発の往復航空券を発券したいのです。つまり、タイに3日間くらい滞在する航空券を購入したいのです。
タイにはどうせ3日くらいしか滞在しませんので、こっちの方が往路、復路のスケジュールで悩む必要もなく、簡単!
片道航空券を購入したいが、値段が・・・
ですが、日本発の往復航空券を購入するには、一度片道航空券で日本に来てもらう必要があります。でも、私が貯めているANAマイルでは、特典航空券は往復でしか予約できません。
妻と色々調べて、どの航空会社を使うのか話し合ったのですが、妻は僕がマイラー活動で一生懸命貯めたANAマイルで、ANAのプレミアムエコノミーかタイ国際航空のビジネスクラスにしか乗っていません。妻が国際線エコノミークラスを利用したのは1年以上前の話です。
一応、妻はJGC会員でもあるのでキャセイパシフィック航空か、マレーシア航空なら片道でも安いのがあるという話になったのですが、妻はマカオ航空での嫌な思い出(マナーの悪い乗客と舌打ちをするCAさんの話)があり、中国の航空会社に乗りたくないそうで、マレーシア航空も事故が立て続けに起きたので乗りたくないとのこと。
つまり、ANAかJALがいいとのこと。
でも、日系は、特にANAは航空券代が高い。片道なんてなったらもっと高い。そもそも、いつもANAを利用しているのは僕がせっせとマイラー活動して貯めたマイルのおかげで、プレミアムエコノミーを利用できるのは僕が数年前にたくさんANAに乗りSFCになったおかげなのだ。我が家はもっと慎ましく節約して生きていかなければならない!贅沢を言ってはダメだ!と妻に対して説明。
その説得を理解してくれて、ANAやJALで片道航空券を購入することは断念することに。
LCCがあるじゃない!
スカイスキャナーなどで調べてみると、スクートというLCCが一番安い航空券を出していました。
そして、僕の中では、LCCは安かろう悪かろうというイメージがありなんとなく敬遠していました。
さらに、スクートですが、あまり好きになれませんでした。理由は飛行機のカラーが好きじゃないからです。
(画像元:https://cdn.flyscoot.com/prod/legacy/images/flying-with-us/787-2.jpg)
上の写真がスクートの機材なのですが、黄色と白という組み合わせのせいか、あまり格好良く見えません。お世辞にも高級感があるとは言えないし、どちらかというと安っぽさを感じます。
でも、この写真を見たとき「なんかこの飛行機見たことあるなぁ〜」と思ったのです。
スクートの機材は全て最新鋭のボーイング787
飛行機オタクじゃなくても気づく人は気づくはずです。この写真の機材は、最新鋭のボーイング787なのです。
そして、調べてみると、スクートが運行している飛行機は全てボーイング787だとのこと。
妻にそのことを伝えると、先ほどまでは「LCCはちょっと・・・」という反応だった妻も「ボーイング787なら静かで広くて快適だからいけるかも!」とのこと。
格安ビジネスクラスという選択
さらに、スクートには、スクートビズというビジネスクラスがあるそうで、バンコク-関空の片道3万円強くらいです。
レガシーキャリアのプレミアムエコノミーやビジネスクラスに慣れてしまった妻に、いきなりLCCのエコノミークラスはしんどい気もしますので、ちょっと高いけどスクートのビジネスクラス・スクートビズを予約しました。
それに妻はLCCでもOKと譲歩してくれたのですから、僕もビジネスクラスでもOKと譲歩する雰囲気になっていて、雰囲気を崩せずに従ってしまいました(今思うと、後述する理由より、エコノミーで十分だった気がします)。
ところでスクートビズはビジネスクラスなのか?
スクートのビジネスクラスであるスクートビズがどんな座席なのかをパパっと写真で紹介すると以下のようになります。
(画像元:https://cdn.flyscoot.com/prod/legacy/images/jp/v1/biz1.jpg)
(画像元:https://cdn.flyscoot.com/prod/legacy/images/jp/v1/biz2.jpg)
(画像元:https://cdn.flyscoot.com/prod/legacy/images/jp/v1/biz3.jpg)
どうでしょう?今の航空業界だと、プレミアムエコノミーと呼ばれるものに近い座席かと思います。もしくは一昔前のビジネスクラス。
一方のタイ国際航空のビジネスクラスをパパッと紹介すると、以下のような感じ。
(画像元:http://www.thaiair.co.jp/serviceguide/seat/airbus380_800/img/pic_a380_03.jpg)
(画像元:http://www.thaiair.co.jp/serviceguide/seat/boeing787_8/img/pic_b787_02.jpg)
それぞれ、上の写真がタイ国際航空エアバス380のビジネスクラス。下の写真がタイ国際航空ボーイング787のビジネスクラスです。やっぱりスクートビズとは全然違います。
今時、ビジネスクラスと呼ばれるものはフルフラットやライフラットが当たり前なので、スクートビズは想像していたビジネスクラスとは違うようです(とは言っても、僕はビジネスクラスやプレミアムエコノミーの定義についてよく知っている専門家じゃないので、「これは僕の思っているビジネスクラスと違うなぁ〜」と感じた程度です)。
まぁ、タイ国際航空とスクートとでは値段も全然違うので、説明されなくてもわかるよ!と思うことではありますが、スクートビズはプレミアムエコノミーと思って差し支えないのではないかと思います。
実際の乗り心地とかは、搭乗後に妻にインタビューして感想を紹介したいと思います。
おしまい。