JALやANAのビジネスクラスは値段が高いですが、LCCのビジネスクラスは手頃な値段で提供されています。

でも、LCCでしょう?
どうせサービス悪いんでしょう?
そう思っている方も多いでしょう。
この記事では、実際LCCのビジネスくらすはどんなものなのか?、を紹介します。
今回、バンコクのドンムアン空港から関西空港まで、LCCスクートのビジネスクラス・スクートPlusを利用しました。いつも使っているANAとは違い新鮮な体験でしたよ。そんなドンムアン空港やスクートPlus搭乗記を紹介します。
この記事を読めば、LCCのビジネスクラスやスクートPlusの雰囲気を理解できるはず!!
優先チェックインカウンターがわかりにくい
バンコクには2つの空港があります。一つがスワンナプーム国際空港。もう一つがドンムアン空港です。そして、ほとんどのLCCはドンムアン空港に就航しています。もちろん、スクートもドンムアン空港に就航しているので、ドンムアン空港でチェックインします。
スクートPlusを利用するのでスクートPlusの優先チェックインカウンターが使えるのですが、ここのチェックインカウンターは今まで体験してきたチェックインカウンターと少し違いました。
よくあるチェックインカウンターは下の画像みたいな感じです。
白い人が乗客です。青い人がスタッフです。
多くの空港では、上の図のように、エコノミークラスとビジネスクラスの列から分離していて、チェックインカウンターもエコノミークラス用とビジネスクラス用に別れています。
一方、ドンムアン空港のスクートは下の画像のような感じでした。
この図でも同じく、白い人が乗客。青い人がスタッフです。
ドンムアン空港のスクートの場合、列は1列しかありません。列の先頭にいるスタッフが乗客に対して、それぞれのカウンターへ案内してくれるという仕組みです。図のように乗客がたくさん押し寄せたら、スクートPlusで優先的にチェックインできる人も、他の乗客同様に待たなければならない仕組みなんですけれど、その辺どうなっているのか疑問です。
こういう仕組みとは知らなくてスクートPlus専用の優先チェックインカウンターに並ぶ行列を2、3度探し回りました。

スクートPlus専用の優先チェックインカウンターへのアクセスがわかりにくい・・・。
さすがに使いにくいので、この件については、すでに改善されていると思います。
ドンムアン空港はオンボロ感&新しい感満載
チェックインをして、荷物を預けたので、次は出国審査です。出国審査らしい行列を見つけたのですが・・・。
トイレの行列?いや・・・男女混ざってる・・・。
これが、出国審査場への入り口です。てっきりトイレの行列かと思いました。
出国審査を終えて、搭乗ゲートに向かうとDuty Freeゾーンです。
「ドンムアン空港は古くて、年季が入っていて、ダサいから嫌だ」と思っていたのですが、そのドンムアン空港のDuty Freeゾーンがとても綺麗で驚きました。

スワンナプーム国際空港みたい!!
でも、綺麗になっていたのはDuty Freeゾーンだけで、あとの雰囲気はドンムアン空港の雰囲気です。
もっともドンムアン空港らしいと感じたのがこちら↓
搭乗ゲートからボーディングブリッジへ移動する途中の建物内の写真なのですが、雨漏りもしていて、床に雨漏りによって濡れた跡が付いています。
機内やサービスの様子
搭乗したスクートTZ298。B787-9という機材です。かなり新しい機材が使われています。
遠くから見ると、白と黄色の組み合わせが安っぽさを演出しているんですが、近くから見ると黄色がまぁまぁカッコイイですね。
座席はビジネスクラス?プレミアムエコノミー?
今回利用した座席は、スクートPlusの最後尾の通路側です。
この写真に映っている一番右の座席を利用しました。すぐ後ろにエコノミークラスがあります。
座席は、ビジネスクラスというより、プレミアムエコノミーと言っていいと思います。いたって普通のプレミアムエコノミーです。ANAやタイ国際航空のビジネスクラスならフルフラットですから。
さらに残念なことに、少し汚いという印象を受けました。その印象を感じた一つの写真がこちら。
座席の拡大写真です。何かわかりませんが、白いのが3つ落ちています。

そこまで気にはならないけど、なんか気になる。
それくらいの程度ですが、なんか嫌だなぁと。
えなねこさんのブログ「スクート航空ビズクラス(ビジネス席)乗車2回目の悲劇 レビュー」でも、座席やサイドテーブルのゴミが清掃しっかり行われていないというレビューがあったので、全体的にそうなのかもしれません。
まぁ、LCCなので我慢が必要なのかもしれません。
ウェルカムドリンクは水
ビジネスクラスのウェルカムドリンクと言えば、シャンパンですかね?
スクートのビジネスクラス・スクートPlusでは、写真のような水が出てきます。

何もないより、あったほうがいいよね?
キャビンクルーによる機内安全の説明
国際線では機内安全ビデオを使って、機内安全の説明をすることが多いと思いますが、スクートには個人モニターがないので、国内線みたいにキャビンクルーがその場でやってくれます。
上の写真がその様子です。

ビデオを流すだけではなく、人が見せてくれるという点で、スクートに対してすごく親近感を感じました。
機内食はかなり美味しい
スクートPlusでは、機内食が無料で提供されます。海南風チキンライスを注文したのですが、これが本当においしかったです。
タイにもカオマンガイという似た料理があるのですが、チキンライスの方が数倍美味しいとのこと。
上の写真が注文した海南風チキンライス。

「おいしい機内食が食べたいなら、スクートをオススメする」と言っていいくらいにおいしかったよ!!
キッチンが近くてうるさい
スクートPlusのすぐ前にキッチンエリアがあります。下の写真のカーテンの向こう側です。
- まず、離陸1時間後にスクートPlusに機内食を提供。
- さらに、その2時間後に、エコノミークラスの対象者に機内食を提供。
このような時間差のせいなのか、このキッチンエリアが常に稼働していて、かなりうるさかったです。

なぜ、ここにキッチンを設置したのかわからない。
耳栓やノイズリダクションイヤホンなど使いましょう。
フットレストがないので疲れる
スクートビズという名のプレミアムエコノミーみたいな座席なのですが、この座席には一点大きな欠点があります。まず、スクートビズの座席下側の写真を見てください。
スクートPlusにはレッグレストがあります。でも、フットレストがありません(スクートPlusは全席フットレストはありません)。
一方、ANAのプレミアムエコノミーだとこんな感じになります。
ANAのプレミアムエコノミーでは、フットレストとレッグレストに足を置いて休めます(ANAのプレミアムエコノミーでは、1列目だけフットレストがありません)。

スクートPlusでは、フットレストがなかったため、レッグレストだけでは常に宙ぶらりんになっている感じで休まらなかったよ。
まとめ
という訳で、バンコクのドンムアン空港から大阪の関西空港までスクートPlusで帰ってきました。
今思うこととしては、

もうスクートPlusはもういいかな。
次回からはスクートのエコノミークラスで十分。
僕のマイラー活動の方が最近は調子悪いので、今後はスクートエコノミーでタイと日本を往復しようと思います。
おしまい。