ゴールデンウィークや帰省ラッシュのような空港混雑の際に、ANAプラチナなどの航空会社上級会員は威力を発揮します。
優先カウンターが使えたり、専用の保安検査場レーンがあったり、ラウンジでくつろげたり。

友人や家族と一緒の旅行するから、同行者にも上級会員サービスの恩恵を受けてほしい!!
そんなことを思ったことありませんか?
しかし、上級会員の同行者は一部の優先サービスを受けられないルールになっています。
正月1月1日に中部国際空港でのANAプレミアムチェックインを利用した話のついでに、ANA上級会員の同行者はANAプレミアムチェックインを利用できないという話です。
- この記事の疑問
- 同行者は上級会員向け優先サービスを受けられない?
- 答え
- はい、以下の優先サービスは受けられません。
- 優先チェックインカウンター
- 手荷物受け取りの優先
- 手荷物許容量の優待
- 国内線の専用保安検査場の利用
- 優先搭乗
- はい、以下の優先サービスは受けられません。
金山駅から中部国際空港駅へ
中部国際空港へは金山駅からミュースカイを利用しました。
ミュースカイという特急ですが、一般車を利用すれば別料金は不要です。乗車時間は30~40分ほどなので、指定席は不要だと思います。
正月1月1日なのですが、帰省ラッシュは完全には終わっていないようでして、スーツケースを持った人たちがたくさん中部国際空港へ向かっていました。
人が多かったこともあり、中部国際空港まで立ち続けました。
中部国際空港駅に到着です。
中部国際空港駅からANAプレミアムチェックインへ
到着後はなんとなく人の流れについて空港ビルへ進入。そして目に入って来たのがこちら。
国内線は空港ビルを入って右です。
K,L,Mの3つがANA陣営のようです。
国内線出発カウンターを歩いていると発見!
ANAプレミアムチェックインです。
ANAプレミアムチェックインを利用
考えてみるとANAを利用したのは9ヶ月前の熊本から伊丹への利用が最後です。それ以降ずっとJALを使っています。
僕はSFC会員なので、喜んでANAプレムアムチェックインを利用しました。それに、通常レーンはこんな感じでしたので・・・。
なんか微妙に人が多かったです。正月でも人が多いんですね。正月は逆に人が少なくて閑散としているのかと思いましたが、バリバリピークシーズンのようです。
ANAプレミアムチェックインの同行者の利用はできません!
ところで、航空会社の上級会員になると様々な優先特典が受けられるようになります。
有名な特典の一つに、ラウンジ入室があります。そのラウンジ入室の場合の同行者の扱いを確認してみましょう。
ラウンジ入室へは同行者も入室可
ANAによると・・・。
メンバーご本人様と、ご同行者様がラウンジをご利用いただけます。
引用元:ラウンジのご利用 | プレミアムメンバーの特典 | プレミアムメンバー | 特典 | ANAマイレージクラブ | ANA
ラウンジ入室に関してはメンバーご本人様以外のお客様も使えると書いています。
ラウンジ入室のルールはとても複雑です。以下にラウンジ入室の条件が記載されています。

色々書かれていますが、基本はこれです。
本人と同行者1名が入室できる。
本人しか入室できなかったら、同僚や後輩と出張に行った際に、「それじゃ、僕はANAラウンジ行くから、さよなら〜」なんて言わなければならないです。それって言いにくいですよね?
このルールは国内線だけでなく、国際線でも同様です。基本は、本人と同行者1名がラウンジを利用できます。
では、今回の議題であるANAプレミアムチェックインと同行者はどうなっているのでしょう?
優先チェックインカウンター利用に関する同行者の扱い
上級会員になると優先チェックインカウンターも使えるようになります。今回、僕が利用したANAプレミアムチェックインがそれです。
通常のカウンターを利用する乗客が多くても、優先カウンターなら上級会員だけなのでスムーズにチェックインが完了できるというサービスです。
こちらも、本人しか利用できなかったら、同僚や後輩と出張に行った際に、「それじゃ、僕は優先チェックインカウンター使うから、君は普通のカウンター使ってね。じゃ、現地到着後にまた会おう」なんて言わなければならないです。それって言いにくいですよね?
だから、優先チェックインカウンターも同行者と一緒に使えると思うのが自然です。
と・こ・ろ・が・・・、それは間違いなのです!
国内線チェックイン
ANA国内線の優先チェックインカウンターはANA PREMIUM CHECK-INと言います。
プラチナ以下の会員の場合には、本人しか利用できません。

友達と一緒にチェックインして、上級会員であることを自慢しようと思ったのに・・・。

ダイヤモンドメンバーは、同行者も一緒にANA SUITE CHECK-INを利用できるから、ダイヤモンドメンバーになりましょう。
国際線チェックイン
ANA国際線の場合は、こんなルールになっています。
基本的に国際線では、ダイヤモンド、プラチナ、SFCは、スターアライアンスゴールドという会員資格として扱われるため、同行者と一緒に優先チェックインカウンターは利用できません。

友達との海外旅行で、優先カウンターを使って、びっくりさせようと思ったのに・・・。

羽田空港と成田空港から出発するANA便を利用するダイヤモンド会員は、同行者と一緒にANA SUITE CHECK-INが利用できます。
つまり、ダイヤモンド会員になって、友達とはANAで海外へ行きましょう。
他にもある!同行者が利用できな優先サービス
実は、優先サービスにおいて同行者が利用できないものとして、以下があります。
- 優先チェックインカウンター
- 手荷物受け取りの優先
- 手荷物許容量の優待
- 国内線での専用保安検査場の利用
- 優先搭乗
一部空港や会員ステイタスによって同行者も利用可能だったりします。その辺は臨機応変に対応しましょう。
以下のANAホームページに、誰が優先サービスを利用できるのかが記載されています。ご自身のステイタスや利用空港、利用便と照らし合わせて確認してみましょう。

まとめ
という訳で、中部国際空港のANAプレミアムチェックインを利用した話のついでに、同行者はANAプレミアムチェックインの対象者ではないという話をしました。
でも、同行者を放ったらかして、1人で優先チェックインを使ったという話を聞いたことがないので、実際には使っている人がほとんどだと思います。
そもそもこのルールを知らない人が多いと思います。僕自身、このことを知ったのは最近です。それまで知らずに同行者と優先カウンターを使っていました。
今回のように、客側もルールを勉強する必要があるという部分が日本的なおもてなしだなぁと感じます。
おしまい。