この記事は、1月1日の正月に中部国際空港のセントレアエアラインラウンジを訪問した話です。
以前「中部国際空港国内線と羽田や伊丹の上級会員向けサービスの5つの違い」で書きましたように、初めて訪問したときには「狭い!」というあまり良くない印象を持ちましたが、カードラウンジと比較するとメリットばかりでした。
ポイント1:ラウンジの場所
ラウンジがどこにあるのか?以下のように説明できます。
- カードラウンジ(プレミアムラウンジセントレア)
非制限エリア - セントレアエアラインラウンジ
制限エリア
カードラウンジ(プレミアムラウンジセントレア)は非制限エリアで不便
非制限エリアとは、保安検査場通過前にいるエリアのことを指します。
例えば、あなたが帰省先から帰るとき、両親が見送りに来ることもあるかと思います。その見送りに来た両親が入れるエリアが非制限エリアです。
カードラウンジは大体の場合、非制限エリアにあります。
中部国際空港のカードラウンジ、プレミアムラウンジセントレアも非制限エリアにあります。
そのため、カードラウンジを利用する場合の動線は以下のようになります。
- チェックイン→カードラウンジ→保安検査場→搭乗ゲート
カードラウンジでくつろぎすぎると、保安検査場通過に時間がかかった場合に、飛行機に乗り遅れる可能性が出て来ます。
セントレアエアラインラウンジは制限エリアで便利
制限エリアとは、保安検査場通過前にいるエリアのことを指します。
先ほどの話ですと、見送りに来た両親とは保安検査場でお別れし、保安検査場で手荷物の検査を終えてたどり着くエリアが制限エリアです。
中部国際空港のセントレアエアラインラウンジの場所は制限エリアです。
(セントレアエアラインラウンジの場所)
セントレアエアラインラウンジを利用する場合の動線は以下のようになります。。
- チェックイン→保安検査場→セントレアエアラインラウンジ→搭乗ゲート
時間がかかる可能性のある保安検査場をすでに通過しているので、搭乗ギリギリまでセントレアエアラインラウンジでくつろげるのです。
具体的な場所は・・・。
保安検査場を通過します。
右手にお土産やさんが見えて来ますが、まっすぐ突き当たるまで進みます。
突き当たりを右折(2~8番搭乗口方面)すると・・・。
セントレアエアラインラウンジに到着です。
ポイント2:ラウンジの入室条件
そんなラウンジですが、誰でも使えるのか?というと違います。
それぞれに入室条件があります。
カードラウンジ(プレミアムラウンジセントレア)の低い入室条件
カードラウンジの場合、クレジットカードのゴールドカード相当以上のカードホルダーの方が入室できます。
中部国際空港のカードラウンジであるプレミアムラウンジセントレアの場合の入室条件は、入口に書いてあります。
(入室条件はカード会社やラウンジによって違うので、このブログの情報を鵜呑みにせず、確認をお願いします。)
ゴールドカードは今や誰でも入会できるカードですので入室は比較的簡単だと思います。
セントレアエアラインラウンジの高い入室条件
セントレアエアラインラウンジは誰が使えるのかというと・・・。
主に、航空会社の上級会員です。
JALの場合・・・
- JMB(JALマイレージバンク)のサファイア会員以上
- JALグローバルクラブ会員
- ワンワールドサファイア会員以上
JMB(JALマイレージバンク)のサファイア会員になるには、日本-バンコクを年間10往復くらい必要です。
ANAの場合・・・
- プレミアムクラス利用者
- ANAプラチナ会員以上
- ANAミリオンマイラープログラムの会員
- ANAスーパーフライヤーズカード会員
- スターアライアンスゴールド会員
- ANAカードプレミアム会員
ANAプラチナ会員になるのにも、日本-バンコクを年間10往復くらい必要です。
という訳で、こちらのセントレアエアラインラウンジ入室するにはまぁまぁハードルが高い。
ポイント3:同伴者のラウンジの利用
一人旅なら問題ないですが、夫婦で旅行の場合、対象者本人だけでなく、同伴者も一緒にラウンジを利用したいですよね?
では、同伴者の扱いについてはどうなっているのでしょう?
カードラウンジ(プレミアムラウンジセントレア)での同伴者
複雑なので全てを説明できませんが、同伴者と一緒にラウンジに入室することが可能です(もちろん同伴者も当日の搭乗券が必要です)。
例えば、アメックスゴールドで同伴者とプレミアムラウンジセントレアに入室する場合は・・・。
ご同伴者さま料金
- 1名さままで無料
- 2名さま以降はお一人さま 1,230円(税込)
お子さま(13~17歳)はお一人さま 620円(税込)引用元:中部国際空港
アメックスゴールドなら同伴者1名は無料です。
一方、JCBでプレミアムラウンジセントレアに入室する場合・・・。
中部国際空港セントレア「プレミアムラウンジ セントレア」
- 1名様1,230円
- 13歳以上18歳未満620円
- 13歳未満無料
JCBでは同伴者1名から有料です。
お金を払ってまで入室する価値はないと思うので、カードラウンジの同伴者有料というのはデメリットです。
セントレアエアラインラウンジの同伴者
セントレアエアラインラウンジはどうなのかというと・・・。
これまた色々なパターンがあるので、全ては説明できませんが、同伴者も入室できます。
基本的には同伴者1名は無料で入室できます(同伴者2人目からの入室はマイルなどが必要になります)。
一方で、同伴者が入室できないパターンもあります。例えば、ANA便を利用する場合・・・。
- 同伴者がANA以外の便に乗る
- 入室対象者本人がANAカードプレミアムを利用している場合
などなどです。
同伴者1名が無料というのがセントレアエアラインラウンジの長所です。
ポイント4:ラウンジ内の様子
一番重要なのが、ラウンジの雰囲気だと思います。
ということで、ラウンジ内部を比べてみましょう。
大混雑のプレミアムラウンジセントレア
中部国際空港のカードラウンジ、プレミアムラウンジの様子がこちら・・・。
正月ということで大混雑です。
ひっきりなしに人が出入りし、落ち着きませんでした。
混雑していないセントレアエアラインラウンジ
セントレアエアラインラウンジに入室すると・・・。
可愛いキャラクターがお出迎え。
ラウンジ内は、こんな感じ。
狭いですが、人が少なかったです。
上の写真は、ラウンジの残りの半分。
入室対象者が少ないからラウンジ内も人が少ないのかな?。
このラウンジはカードラウンジ(プレミアムラウンジセントレア)と比べて混雑しておらず、静かで、予想以上に快適でした。
まとめ
前回は個人的に不評だったセントレアエアラインラウンジですが、カードラウンジと比べてみるとセントレアエアラインラウンジはなかなか優秀なラウンジだったわけです。
とは言っても、正月という特別な時期に訪問したので、平日の様子や雰囲気は違うのかもしれません。
また、羽田空港のANAラウンジやサクララウンジと比べるとやっぱり劣るのも事実です。
最後に、ここに書いてあることは間違っていることもあるかもしれませんので、最後はご自身で確認をお願いします。
ということで、【福岡帰郷編③】「セントレアエアラインラウンジがカードラウンジより快適な4つのポイント」でした。
おしまい。