保安検査場や手荷物検査場に忘れ物をした!ノートパソコンを忘れた話

この話は、前回の話「KIXエアサイドラウンジに大感動!でも、景色がほんの少し残念」にて初めて訪問したKIXエアサイドラウンジにワクワクしすぎて起こってしまいました。

関西空港の保安検査場にノートパソコンを忘れたという話です。出張先ではプレゼンやらその資料作りやらでノートパソコンをバリバリ使う予定でした。なので、忘れたことに気付いたとき、もう本当に心臓が止まるかと思いました。

近くにいる空港関係者の誰でもいいから相談しましょう。僕はラウンジの人に相談しました。最終的には無事手元に戻ってきたのでホッとしましたが、結構ギリギリなタイミングだったので出張自体を取り消そうかと思ったほどでした。

KIXエアサイドラウンジ招待に舞い上がりすぎてしまった

ことの発端はチェックインカウンターにて、KIXエアサイドラウンジへの招待状を受け取ったことに始まります。

関空の南ウィングを利用するスカイチームメンバーはJALサクララウンジだと思っていました。

そして、僕の中の関空JALサクララウンジの印象は以下のような感じ。

  • もう飽きるほど訪問している。
  • 常に混雑して居心地が悪い。
  • カレーが成田や羽だと比べると美味しくない。

なので、ラウンジには寄らないことにしてマクドナルドで朝ごはんを食べたほどでした。

ところが!

KIXエアサイドラウンジという訪問したことのないラウンジへ案内されたのです!

「こりゃ、急いでKIXエアサイドラウンジに入室して、できるだけ長い時間ラウンジに滞在しよう!

大急ぎで保安検査場へと向かいました。

大混雑の保安検査場に焦る僕

保安検査場は朝のラッシュのためなのかかなり混雑していました。

保安検査場前には行列もできていました。

まず、この行列や混雑に対して、焦りを感じました。

なぜ焦りを感じるのか?みなさんには意味不明だと思いますが、KIXエアサイドラウンジに1秒でも早く行きたかったのです。行列や混雑と言っても10分もあれば通過できます。でも、早く行きたい!まだかな、まだかなと、「あ〜、ラウンジ滞在時間が短くなる!!」

いざ僕の番が回って来ると、慣れた手つきで所定のものを取り出し箱に入れゲートを潜り、自分の荷物を受け取り、出国審査へと向かいました。

SFCやJGC会員の人は明らかに保安検査場での立ち居振る舞いに慣れているので素早く対応できるという特徴があります。僕もそうです。

そうなのですが、実際には、この時、僕は自分のノートパソコンを回収せずに出国審査へ向かい、無事出国してしまいました。

もちろん、無事にKIXエアサイドラウンジに入室しました。

ラウンジでノートパソコンがないことに気づいた時の嫌な数秒間

KIXエアサイドラウンジでのんきに飛行機を見ながら、「そうだ、資料作ろう!充電もしとかないと機内で作業できないや」とカバンからノートパソコンを取り出そうとしました。

まさに上の写真の座席に座ってカバンの中に手を入れてゴソゴソしたのですが、ノートパソコンらしいものがありません。

「あれ・・・・」

めちゃくちゃ嫌な数秒間が流れました。ドキドキでもなく、ソワソワでもなく、吐き気でもなく、嫌な感覚でした。

何かをやっていない気がするのですが思い出せません。すると、頭の中に、保安検査場から出国審査へのエスカレーターに乗るシーンが走馬灯のように映し出されました。

「待て、待て、待って、巻き戻して!」

何度か巻き戻し確認しますが、ノートパソコンを回収した映像だけは出てきません。

「まじか・・・保安検査場にノートパソコン忘れた・・・」

ラウンジスタッフに相談し無事解決?

今は10時30分です。フライトは12時。搭乗開始は11時30分。まだ1時間あります。

どこに相談したら良いのかさっぱり検討がつきません。「関空 保安検査 忘れ物」などのキーワードで調べればいいのでしょうが、こういう時はすぐにほしい答えが得られるとは限りません。

焦る必要はありませんが、僕のノートパソコンがすぐに見つかるとは限りません。なので、すぐに相談できる場所と言えばラウンジ受付!しか思いつかず、ラウンジ受付に相談しました。

僕「かくかくしかじかでして・・・」

ラウンジ受付「保安検査場は南を利用しましたか?」

僕「はい」

ラウンジ受付「ノートパソコンの特徴を教えてください」

僕「Macbook Airの11インチで、黒のカバーで覆われています。あと、シールを数枚貼ってあります。」

そんな会話をした後、受付の方は関空電話一覧的なファイルを取り出してどこかへ電話し、僕が忘れたノートパソコンの情報を電話先の部署に伝えました(どこに電話したのか?という情報が一番重要なのですが、残念ながら僕は知りません。おそらく、保安検査場に直接電話をしたのかな?と思います。)。

その電話をした時点で見つかったようで、受け取りに関しては、「今はラウンジが混雑している時間帯なので30分ほどお待ちください」のようなことを言われました。

この時点では、ラウンジ受付の方が僕のノートパソコンを保安検査場から受け取り、その後僕に引き渡すという段取りとのことでした。

ホッとしました。無事問題解決です。

待てども待てどもノートパソコンは返ってこない

やることもないので再びラウンジ内に戻りくつろいでいるふりをしていました。実際には、まだノートパソコンが戻ってきていないのでくつろげていなかったです。

この30分は長かったです。

ソワソワしながら時間を過ごし、ラウンジ内の混雑がなくなった頃に先ほどの受付の方が来ました。

ラウンジ受付「先ほどのノートパソコンなのですが、本人しか受け取ることはできないとのことで、出国審査場の横の出入口前にて受け取りをお願いします(実際にはもっと丁寧な言い方でした)」

もともと僕のミスで起きたことです。それに本人が受け取りしなきゃいけないんだろうなと思ってもいたので、そんな丁重に説明していただかなくても全然問題ありません。むしろ申し訳ない。

で、受け取り場所の出国審査場の出口横にある審査官の控え室的な場所の入口前へ行きました。

そこでしばらく立って待ちました。

かなりの頻度で審査官の方の出入りがあり、その度に「この人なんでここに立ってるんだろう?」みたいな目で見られました。

それもそのはずです。この入口は審査官の人が出入りする入口なのでパスワード認証機みたいなものがあり、それを操作すると扉が開く仕組みでした。そんな場所の前に立ってる男は不審者そのものです。

他には、飛行機に乗り遅れた方が訪ねて来てました。審査官の方らしき人がその人に航空会社を聞くと、「今、航空会社の人呼びましたから、その人に話してください」「それはここではわかりません。航空会社の人と交渉してください」みたいなことを言っていました。

飛行機に乗り遅れる人がいるんですね。

でも、一向に僕のノートパソコンはやって来ません。

忘れ物がやっと手元に返って来た!

待っている間にふと保安検査員のこんなことを思い出しました。

給料は8年半働き、手取りでおよそ22万円。 春から幼稚園に通う息子の養育費を確保できるのか、不規則な勤務の中で家族と過ごす時間を十分に持てるのか、不安を抱えていました。 最も難しい国家資格も取得し、心残りもありましたが、転職を決意しました。

引用:離職相次ぐ保安検査員 現場で何が…|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本

保安検査場の職員は離職率が高い、国家資格なのに激務で給料が安い。そんな話をよく聞きますし、テレビのドキュメンタリーでもやっていました。

つまり、保安検査場は大忙しなのです。

そのことを思い出して以降、「これはもうノートパソコンは戻ってこないのでは?」と不安が大きくなりました。

大忙しなのに、ノートパソコンを忘れた輩の相手なんてしてる時間はあるのだろうか?

時計を見ると、搭乗開始まであと10分ほどに迫っていました。

搭乗開始が11時30分だとして、全員が乗るまでに15分はかかるでしょう。ここから搭乗ゲートまで5分で行けるとして・・・。デッドラインは11時40分。あと20分です。

もう落ち着けません。ソワソワを通り過ぎてゾワザワです。

もしノートパソコンなしでインドネシアへ行ったら、資料が作れません。そうなるとプレゼンするものがありません。そうなると、行く意味がありません。

「インドネシア出張をキャンセルすることも考えなければ・・・」

今回の出張は、完全に全額自費での出張です。研究費が足りない分は自費で補填するくらいの覚悟がなければ業績は作れませんので、僕みたいな若手研究者は職を得られません(給料を研究費に充てている研究者は山ほどいます)。

自費で出張するので突然キャンセルしても、他の人に迷惑をかける規模が小さくなります。先輩の研究費とかじゃなくてよかったと変な安心感も感じました。

その時、ラウンジ受付の方がこちらに歩いて来ました。

ラウンジ受付「今、催促の電話しましたので、もう少しお待ちください(もちろん、もっと丁寧な表現でした)」

もう本当にありがとうございます。本当に本当に。

と思って、出国審査場の方を見ると一人の保安検査員の方が黒いカバーのノートパソコンを持って現れました。そのノートパソコンにはシールが貼ってあって、見覚えのあるノートパソコンで、僕のノートパソコンそのものでした。

おそらく本当に忙しいところを僕のために一人の人材を減らしてまでノートパソコンを届けに来てくれたのだと思います。

本当に頭が上がらなかったです。

「関西空港を今後も利用します!今後は、ミスしません。関西空港の職員のためになる利用者になることを約束します!」

という宣言をその場でしたかったのですが、チキンなので心の中でしました。

充電不足で機内では作業できず

ラウンジ受付「本当によかったですね。すごく心配していたので、ホッとしました。」

確か、そんな感じのことを言われました。

ラウンジの方を心配させるほどのことをやってしまったのかと反省と感謝で一杯になりながら、ラウンジへ戻りました。

搭乗時間が迫っていたので、ラウンジに置いていた荷物を持つと受付の方にお礼を言って、すぐにラウンジを退室しました。次回、このラウンジを使う時、どんな面をして利用したらいいのだろうか?という課題もできました。

ところで、ノートパソコンですが、充電する時間もなく飛行機に乗り込んだため、機内で開いて見ると14%ほどしかなく、あっという間にバッテーリーは消費されてほとんど作業ができませんでした。

おしまい。