3泊4日のパダン滞在を終えたので帰国のためパダンの空港へ。
パダンの空港はミナンカバウ国際空港と言います。
国際線はマレーシア行きのエアアジアだけですが、僕はガルーダインドネシア航空にてまずジャカルタへ行きます。
そのパダン・ミナンカバウ国際空港にてガルーダラウンジを利用しましたので紹介します。
空港へはブルーバードタクシーを利用
僕はイビスパダンに3泊したのですが、イビスパダンの目の前にブルーバードタクシーの乗り場がありますので、空港へのアクセスはとても便利です。
空港までは30分から40分程度で到着し、料金は50000ルピアくらいだったような記憶がありますが、80000ルピアくらいだったような記憶もあります。どっちにしろ1000円もしませんので、日本のタクシーと比べると安いです。
スカイプライオリティチェックイン
タクシードライバーさんは出発口の目の前に車を止めてくれました。
入口手前に警備員がいるのでEチケット控えやアプリを見せましょう。
中に入ると手荷物検査がありますので、荷物は全て検査マシンに載せましょう。
すると、やっと空港の中に入れます。
なかなかいい空港だと思いました。古いですが、古すぎない雰囲気です。
さて、僕はガルーダが所属するスカイチームの会員であるエールフランス航空フライングブルーのゴールド会員です。つまり、ガルーダインドネシア航空提携会社の上級会員です。
早速、チェックインからその力を見せつけましょう!
優先チェックインレーンであるスカイプライオリティレーンを使いました。
カウンターのお兄さんが「座席はどこがいいですか?」と聞かれたので、「後ろの方にしてください。バルクヘッドは嫌いなので。」と答えました(しかし、いざ搭乗してみると、なぜか一番前のバルクヘッド席を指定されました)。
さて、スカイプライオリティレーンは2人が並んでいましたが、普通のレーンはどうだったのでしょう?
混雑はしていませんが、大きな荷物を持った人が7名ほど並んでいました。
いつものチェックインでは優先レーンも普通のレーンも人が並んでいなかったり、普通のレーンの方が人が少なかったりするのですが、今回のチェックインではスカイプライオリティが少しだけ活躍できました。
ガルーダラウンジへのアクセス
日本の地方空港の場合、JALのサクララウンジやANAラウンジがない空港はたくさんあります。
例えば、僕の地元の北九州空港にはどちらもありません。あるのはカードラウンジだけです。
パダンはかなり田舎でしたので、ガルーダラウンジはないと勝手に思っていたのですが、ちゃんとありました。
保安検査場を通過すると目の前にあるエスカレーターで2階へ向かいます。
エスカレーターに乗らずに、エスカレーター左右の道を進むと搭乗ゲートへ到達します。
エスカレーターにて2階に到着すると、右手にガルーダラウンジの入口があります。
Garuda Indonesia Executive Loungeという名前だそうです。
僕はスカイチームの上級会員(ガルーダの提携航空会社上級会員)であるスカイチームエリートプラス会員としてこのラウンジを利用したので、ラウンジ受付にて搭乗券とマイレージカードを提示して入室しました。
手前、真ん中、奥の3つのエリア
ラウンジ内は大きく分けると、手前、真ん中、奥の3つのエリアに分かれていました。
入口すぐの手前のエリア
手前のエリアはバーにありそうな脚の長い椅子とか、やたらと背もたれ部分が高いソファーがありました。
このエリアは入口に近く、フードエリアがあるため、人の出入りが多いです。つまり、ゆっくりくつろぐことはできません。なんとなく急かされる気分になると思います。
僕が利用した真ん中のエリア
真ん中のエリアは窓が近くにあるため、開けています。なので僕はこのエリアに着席しました。
太陽光が気持ちよかったです。
ただ、座席を詰め込みすぎて、通路部分が狭いため、僕の座った場所から外に出るのは簡単なことではありません。
利用者が少ない時間なら大丈夫ですが、人が少しでも多い時間に利用する場合は、窓側には座らないことをオススメします。
それから、このエリアにはパーティションで個室っぽい雰囲気になっている座席もありました。
テーブルの上に「Reserved」という札が置かれていましたので、僕が利用することはできませんでした。
後ほど謎になる奥のエリア
奥のエリアはまた色の違う座席が並びます。そして、ここのエリアにもフードエリアがあります。
こちらを利用している人は少なかったです。
滑走路は見えないけど大自然が見られる
ラウンジの窓が滑走路側ではなく、空港利用者用の駐車場側だったらどう思いますか?
「がっかりするに決まってるだろう!」
でも、このラウンジの一番よかった点は滑走路は見えないけれど、大自然が見られたことです。
パダンはスマトラで一番の都市だと聞いていましたが、大自然に囲まれた都市なんですね。
朝日を浴びながら、この景色を眺めていました。
食事は2箇所で提供
このラウンジはそんなに大きくないラウンジです。
地方空港の国内線ラウンジですから当然です。日本だって、東京や大阪のラウンジは大きいですが、先日訪問した熊本のANAラウンジなんて本当に狭かったです。
入口手前のフードエリアの方が品数が多かったです。
小洒落たデザートコーナもありました。けど、デザート自体はそんなに美味しくはなかったです。
ドリンクはソフトドリンクだけです。缶のジュースさえありません。
もう一つのフードエリアは容器の形が違いました。
違う料理が入っているのかと思ったら、同じ料理でした。
米とビーフンを食べたのですが、米の中に小さなエビが入っており、エビアレルギーの僕は困りました。
「食べずに全て残すのはもったいないし申し訳ない。でも、食べると痒くなる。」
色々代替案を考えて、小さなエビを取り除き、米だけ食べました。
その後、口の中や唇が少しだけ痒くなりましたが、30分もすると痒みはなくなりました。
ラウンジの中にラウンジがある?
このラウンジは段差があったり、狭いのに雰囲気の違う3つのエリアがあったり、狭いのにフードコーナーが2つあったりと、「変なラウンジだなぁ」と思っておりました。
そして、ラウンジ内におかしな表記を見つけたのです。
MINANGKABAU LOUNGE?
ここはGaruda Indonesia Executive Loungeだったはずです。
しかし奥のエリアの壁に、違う名前が書いてありました。
MINANGKABAU LOUNGE?
ミナンカバウは空港の名前なのですが、実はこのラウンジはガルーダラウンジであると共に、ミナンカバウラウンジでもあったのです。
スカイチームの上級会員でなくても、ミナンカバウラウンジ提携クレジット会社のカードホルダーでも利用できるラウンジだそうです。
ガルーダ搭乗者が利用できるテーブルが指定されている
よく見ると、ガルーダラウンジの利用者とミナンカバウラウンジの利用者は分けられていました。
ラウンジ内の一部のテーブルには「ガルーダ搭乗者用」と記載された案内があります。
ミナンカバウラウンジの利用者は、このテーブルには座らないようにしているようです。
でも、厳格に運用されているわけではありませんので、どこに座っても良いと思います。
まとめ
パダンのガルーダラウンジを利用した話でした。
日本国内だと、「中部国際空港国内線と羽田や伊丹の上級会員向けサービスの5つの違い」で紹介したセントレアエアラインラウンジ、「宮崎空港ラウンジ大淀はANA/JAL共用!特等席が気になる!」の宮崎空港のラウンジ大淀など、JALとANAが共用利用しているラウンジはあります。
でも、これらラウンジの中にサクララウンジとANAラウンジのエリアが分かれているわけではなく、1つのラウンジとして運営されています。
ところが、パダンのガルーダラウンジは違います。ラウンジの入口は1つなのですが、中に2つのラウンジが共存しているのです。
- スカイチーム上級会員やビジネスクラス利用者:ガルーダラウンジ
- クレジットカードなどの提携サービスでの利用者:ミナンカバウラウンジ
なんだか変な感じでした。
おしまい。