マイルがあったのでANAでジャカルタへ行き、国内線に乗り換えてパダンへ行く予定でした。しかし、ガルーダが拠点とする新ターミナル3は他のターミナルからのアクセスが悪い!という情報がありましたので(当時はANAは他のターミナルを利用していた)、チキンな僕は「だったらガルーダでジャカルタに行って、ガルーダでパダンへ行こう。そうすればターミナル3だけだから簡単だ!」ということで、ガルーダインドネシアを利用してジャカルタへ行きました
今はANAもターミナル3を利用していますので、この記事は役立つと思います。安心してお読みください。
そのフライトの際に、スカルノハッタ国際空港ターミナル3の国際線(関空)から国内線(パダン)への乗り継ぎと、国内線(パダン)から国内線(バリ・デンパサール)への乗り継ぎを体験しましたので紹介します。
この話は以下3つの話で構成されます。
- 関空からジャカルタへのガルーダインドネシア航空のフライト
- ジャカルタでの国際線から国内線への乗り継ぎ
- ジャカルタでの国内線から国内線(国際線も含む)への乗り継ぎ
関西空港からジャカルタへのフライト
関西空港を12時に出発するGA889便にてジャカルタを目指します。
上の写真は僕が搭乗したガルーダインドネシア機。角度の関係上、反射してガルーダインドネシア航空のロゴなどが見えません。
優先搭乗
ジャカルタはビジネスマンがよく使うであろう路線ですので、優先搭乗が混雑すると思っていました。
例えば、バリ・デンパサールは観光客が主に利用するため優先搭乗利用者が少ない印象がありますが、バンコク路線なんかは乗客の70%は上級会員に感じるほどです。
で、ジャカルタ便の優先搭乗ですが、思ったより多くなかったです。
上の写真に写っている一団が優先搭乗の人たちです。僕はこの一団の最後方にいましたので、これだけです。
バンコクだと本当に大行列ができるのですが、ガルーダが所属しているスカイチームには日本人上級会員が少ないのでしょうか?
搭乗が開始されると、僕とその他の優先搭乗客は違う行動をしました。
みんな「ビジネスクラス」へと消えて行きました。恥ずかしすぎる・・・。僕だけエコノミー・・・。
そんなわけでエコノミークラス一番乗りという名誉あることができました。
ドアクローズ後は爆睡
本当は、フライト中に作成しなければならない資料を作る予定でしたが「保安検査場にノートパソコンを忘れた関西空港での話」にて保安検査場にノートパソコンを忘れた僕は、搭乗開始ギリギリにノートパソコンが戻って来たため、十分に充電する時間がありませんでした。
「おそらく、充電がないから機内ではほとんど作業できないだろう。こりゃ早く搭乗して睡眠し、今晩はホテルで徹夜だ!」と決意した僕はまず寝ることにしました。
なので、この関西空港を出発する前に撮影したこの写真を最後にこのフライトでの写真は撮影していません。
耳栓とアイマスクを装着すると、途中で提供されたであろう機内食サービスや軽食サービス、ドリンクサービスもすっ飛ばすほど爆睡しました。
到着1時間前くらいに起きてノートパソコンで作業もしましたが残量14%ということであっという間にシャットダウンされて再び寝ました。
ジャカルタで入国審査
ガタンという大きな音にびっくりして目をさますとすでにジャカルタに到着していました。
半分寝ぼけながら、いや95%は寝ぼけている状態のまま飛行機から出ました(18時8分ごろ)。
以前は、伝統的な雰囲気のある外観だったターミナルは、世界のどこにでもある普通の新しいターミナルに変わっていました。
まずは入国審査へ行かなければなりませんが、周りの人について行きましょう。
ほぼ100%の方が入国審査場へ向かいますので、安心してください。
気をつけることとしては・・・
- 普通の観光でしたらVisa on Arrivalの購入は不要です。
- 入国審査場にはインドネシア人レーンと外国人レーンがあるので外国人レーンへ並びましょう。
- 入国カードなどはありません。
- 審査官に入国の目的を聞かれます。観光なら「観光だ」と答えましょう。
入国審査を終えると左手にバッゲージクレームがあります。手荷物を引き渡す回転台です。さらに進むと税関があります。ここでは機内でCAさんが配っていた税関書類を提出する必要があります。
税関の書類には「以下のものを持っていませんか?」とか聞かれているので「持っていない」にチェックをして、「No Declare」と書かれている方のレーンに並び、書類を税関職員に渡しましょう。
道なりに進んでいくと空港の出口に到着します(18時43分ごろ)。
国際線から国内線への乗り換え
出口にたどり着き、「あれ?」となります。
乗り継ぎはどこへ行けばいいの?
「Transfer」という表示が見当たらなくなり、下の写真の場所に到着します。
左手は出口です。あれ?出口?もしかして、一回外に出て国内線ターミナルへ移動しなきゃいけないの?と思いながらも念のため気になった場所をチェックしました。
気になった場所というのは、下の写真の←→部分です。
ここに通路とは思えませんが、一応通過できそうな場所があります。その通路らしき場所を通過して右を見てみると、国内線出発口への入口がありました!
急勾配の動く歩道
国内線出発口への入口すぐに急勾配な動く歩道があります。
アキレス腱が痛くなるほどの急勾配です。お年寄りが利用することを全く考慮していない。
そして、かなり長いです。
うっかりスーツケースを落としてしまったら、勢いよく下まで滑っていくことでしょう。月に2,3件はそういう事故が発生するのではないかと心配になりました。
一つ上の階に到着しましたが、そこはまだ国内線出発口ではありません。
案内標識があるのでそれに従ってさらに上の階を目指します。
再び、急勾配な動く歩道です。
バリアフリーならぬ、スーパーバリアとしか思えない角度でそびえ立ちます。
出発フロア到着も国内線はもっと遠い
そして、やっと出発フロアに到着します。
ですが、残念なお知らせです。A、B、C、Dが国際線のチェックインカウンター。E、Fが国内線のチェックインカウンターです。
僕が通ってきたルートだと、出発フロアのAチェックインカウンター近くに出てきます。つまり、A〜Dを越えなければ、国内線出発エリアにたどりつきません。
そして、僕はすでにジャカルタからパダンへの搭乗券は発券してもらっているので、チェックインカウンターには用がありません。
保安検査場に用があるのです。そして、その保安検査場はE、Fチェックインカウンターのさらに奥にあります。
位置関係を表すなら、急勾配な歩く歩道の終点→A→B→C→D→E→F→国内線保安検査場となっています。
さらにいうと、国際線到着からみると、かなり遠回りさせられています。
わかりにくい図ですみませんが、国際線到着から真上に上がれる動線があれば良いのでは?と思いました(ターミナル3はまだ工事中の箇所が多いので、おそらく改善されると思います)。
無事に保安検査通過し、搭乗ゲートやラウンジがあるエリアに到着したのは18時56分でした。
まとめ 乗り継ぎにかかる時間は50分くらい
僕が飛行機から降機したのが18時8分、保安検査場に到着したのが18時52分。国内線制限エリアに到着したのは18時56分でした。
つまり、ターミナル3の国際線から国内線への乗り継ぎは40分から50分で完了するというわけです。
まだまだ工事中だったり、何もないエリアがあったりと完成したばかりのターミナル3ですので、今後もっとよくなるのだと思います。
国内線から国内線への乗り継ぎ
続いて、ガルーダインドネシア航空でパダンからジャカルタを経由してバリデンパサールへ向かった際に、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港ターミナル3の国内線から国内線への乗り継ぎをしましたので、その乗り継ぎ方法を紹介します。
日本の主要都市に住んでいれば、国内線から国内線への乗り継ぎを経験する機会がありません。ましてや海外の空港となると、ますます少ないでしょう。でも安心してください。「Transfer」の矢印に従って歩けば乗り継ぎできるので、何も難しいことはありません。時間としては20分ほどです。途中に国際線乗り継ぎへの分かれ道もありますが、国際線への乗り継ぎの時間は出国審査の混雑次第でしょう。
乗り継ぎの矢印
空港到着後に、「Transfer」という矢印に従いましょう。それが確実です。
「Transit」と「Transfer」の違いはよくわかりません。空港によっては「Connecting flight」と書いてあることもあります。
到着後すぐのエリアは細長い通路があります。端にあるエスカレーターに乗って1つ下の階へ行くと自動ドアがあるためそこを通りましょう。
ターミナル3国内線出発フロアと到着フロアは別々
次に空港っぽい場所に到着します。でも、まだ国内線出発フロアではありません。
伊丹空港の場合、出発も到着も同じフロアです。なので出発客と到着客が同じ場所にいます。
一方、スカルノハッタ国際空港の国内線の場合は、出発客と到着客は別々のフロアを利用します。日本の国際線空港みたいな感じです。
国内線乗り継ぎと国際線の乗り継ぎの分かれ道
やがて、乗り継ぎ客と到着客の分かれ道があります。
- ジャカルタが最終目的地の場合や国際線への乗り継ぎの場合は右の経路へ。
- 国内線乗り継ぎの場合は左です。
保安検査場へ
左へ行くと、保安検査場へつながるエスカレーターがあります。
エスカレーターで上の階へ行くとそこに保安検査場があり、保安検査場を通過すれば、国内線出発エリアに到着です。
簡単でしょ?間違えてしまうポイントや迷うポイントは一切ありませんので、安心して国内線から国内線に乗り継いでください。
おしまい。