先斗町は狭い路地がたくさんある京都の花街!

みなさんは先斗町を(ぽんとちょう)をご存知でしょうか?
京都には祇園や上七軒などの花街がありますが、先斗町も花街の1つです。でも、僕は京都に合計で10年以上住んでいますが、その存在を知りませんでした。
たまたま四条河原町から鴨川方向へ歩いていたときに、細い路地を発見し、そして、それが先斗町でした。
内部は細い路地と伝統的な建物が並び、歩くだけでワクワクするエリアでした。

アクセス

京都に来る方は京都駅から来るでしょう。そして1日乗車券を使うことが多いでしょう。

京都駅前の市バス205号系統に乗ると16分ほどで到着します(A乗り場から205に乗ってください。違うところから205に乗ると反対周りなので1時間以上かかります)。

京都駅 から 炭火やきとり 先斗町 八十八

四条河原町で下車したのち、鴨川方向へ歩きます。木屋町通りを超えると左手に先斗町の入口があります。

四条河原町から鴨川へ歩いたことは何度もありますが、こんな入口があるなんて知りませんでした。

先斗町が他の花街と違うこと

ところで、この先斗町は花街と呼ばれるエリアです。

そして、花街とは、以下の地域のことです。

遊女屋・芸者屋などの集まっている地域。

引用元:花街(かがい)の意味 – goo国語辞書

遊女とは・・・

遊女(ゆうじょ、あそびめ)は、遊郭や宿場で男性に性的サービスをする女性のことで、娼婦、売春婦の古い呼称。

引用元:遊女 – Wikipedia

芸者とは・・・

歌舞・音曲を行って酒宴の席に興を添えることを職業とする女性。

引用元:芸者(げいしゃ)の意味 – goo国語辞書

つまり、花街というのは、この遊女的な要素と芸者的な要素の2つの要素があるのです。

しかし、先斗町は少し違います。

先ほど、先斗町へは四条河原町から木屋町を通り過ぎて、鴨川に行く手前にあるという説明をしましたが、この四条河原町や木屋町という地区は京都の中心地です。

先斗町は、京都の中心地に近く、そこに遊女屋があるのはイメージ的によくないということで許可が得られませんでした。その結果、先斗町には、芸者的な要素しかありません(と、地元の方がたまたま話しかけてきて、僕が「上七軒(京都の他の花街)みたいですね!」と言ったら、違いを説明してくれました)。

伝統的な街並みがクール!

先に言っておくのですが、先斗町のは電柱地中化の工事中です。なので、地面はアスファルトがデコボコした道になっています。

2019年度末までには完成して、もっと綺麗な街並みになるそうです。

一方、今はというと・・・。

地面はデコボコですが、なかなかクールな日本の街並みがあります。

僕が訪問したのは夕方16時ごろでしたので、至る所に台車や台車を押す人がいて、飲み物や食材をお店に配送してました。

京都っぽい町家、京町家が並びます。先斗町は鴨川のすぐ隣なので納涼床、京都では床と呼ばれる鴨川の上に空中座敷を作って、そこから優雅に鴨川を眺めながら食事を楽しむというサービスを提供するお店があります。

あと、こちらが印象的でした。

上七軒のちょうちんは串に刺さった団子なのですが、先斗町はひよこサブレーみたいな鳥です。

これですが、千鳥と言うそうで、明治5年「鴨川をどり」の際に、千鳥のマークが作られたそうです。

ついでにいうと、鴨川をどりというのは・・・

本来は舞妓さん、芸妓さんの芸は座敷で行われていたそうですが、西洋文化が入ってきて劇場でも行われるようになったそうです。先斗町にも歌舞練場があり、そこで行われているイベントです。他の花街でも上七軒なら「北野をどり」、祇園では「祇園をどり」など、それぞれの花街で同様のことが行われています。

細い路地がいっぱい!

この先斗町には細い路地がいっぱいあります。

向こう側に通じるのかもわからないような狭い路地。

↑こちらの路地なんて、向こうに通じているのかどうかもわかりません。

↓こっちは向こうに通じてそうです。

路地が行き止まりか、それとも通じているのかを知る方法は簡単です。

路地の上に通り抜けできるか、できないかが書いてあります。

きっと、火事などの災害発生時に間違って行き止まり路地に逃げこまないようにこうしたサインボードがあるのだと思います。

中には住民の家に繋がる路地だったりするので、このサインボードを見て、狭い路地を移動しましょう。

落書きがちょっと残念

日本の伝統的な街並みがあり、面白い場所ではありますが、全てが良かったわけではありません。

こういうのを誰が描くんでしょうね。地域を守る自治会はジジ会と揶揄されるくらいに、高齢者しかいない地域がほとんどです。

そして、地方自治体ですら金不足なのですから、観光客対応で疲弊し恩恵をほとんど受けない京都市民だってお金はありません。

なのに、こうしたことを平気でやれる連中の気がしれません。

きっと京都圏の人がやったと思いますが、落書きをした人たちが消しに来るんですかね?これが描かれた日、倉庫の持ち主は本当にショックだったと思いますよ。

(そもそも、ここに倉庫を置いていいのか?それについては僕は知らないので、なんとも言えません。置いて良いから置いていると信じるしかないです。)

まとめ

たまたま京都の先斗町を発見し、訪問した話でした。

鴨川の対岸に、先斗町から歩いて7分、650メートルくらいのところに祇園・花見小路があります。でも、先斗町の方が断然いいです。だって、花見小路は「祇園花見小路は警備員だらけ!歴史的な雰囲気がなくて残念」にも書きましたように、警備員が観光客に大声で注意を促すので、歴史的な雰囲気はゼロです。

先斗町は狭い路地ですし、海外からの観光客は増え続けているし、すぐに国際的に有名になって、花見小路より雰囲気が悪くなり、観光客と先斗町の対立する日が来るのかもしれません。

観光はその土地の文化や歴史を奪う搾取産業なのかもなぁと思った訪問でした。

おしまい。