2日連続欠勤 通勤途中で逃げ出し心療内科へ

翌日。つまり、仮病で会社を休んだ翌日。

どんな面して会社に行けばいいのかさっぱりわかりませんでしたが、2日連続で会社を休むという選択肢を選ぶ可能性は少なかったです。

仮病とは1日くらいしか使えるものではないでしょう。

なぜなら僕は昨日の朝「前日の夜から熱があって、まだ熱があるので休みます」と伝えました。にも関わらず、それを2日3日と続けることは、「これは仮病です」と宣言しているようなものです。

不安と緊張に襲われながらも通勤する

朝8時30分頃、重たい体をなんとか起こし出勤の準備をすると、8時40分という出社時刻9時に少し遅刻するくらいの時間に家を出て最寄駅の地下鉄へと向かいました。

街の様子はいつもと何も変わらず、見かけた人全員が羨ましかったです。

僕の視点からは、彼ら彼女らの辛さや痛みは見えません。もしかしたら他人はそういうのを感じないのかもしれません。僕だけが苦労しているのかもしれません。

放っていても変わらずに活動し続ける他人に対して、僕は毎日毎日自分を操縦するのに疲れて悩んで苦痛なのです。

こんなアニメの主人公のようなことを考えながら地下鉄に乗りました。

通勤風景が好きな人はいないと思います。ましてや地下鉄の場合は外の景色なんてものはありませんから閉塞的で人をただ運ぶだけの地下鉄で通勤することが好きな人はいないでしょう。

これはいつものことなのですが、車内はほとんど人が乗っておらず、大都会名古屋とは思えないほどガラガラです。

「どんな顔をして出社すればいいんだろう?」

「結局、社内でやることもないから、どうすればいいんだろ?」

「行きたくない」

「もし過去に戻れるなら、いつに戻ろうか?」

「行きたくない」

「どこで選択を間違ったんだろう?」

「行きたくない」

「今の状況はどうやっても解決できそうにない」

「行きたくない」

不安と緊張感に襲われながら、そんなことを考えていました。

名古屋駅で逃げ出し今日も欠勤

やがて地下鉄は名古屋駅へ到着すると乗車を待つ人がめちゃくちゃ並んでいるのが見えました。

今にも開こうかとするドアに押し寄せる人々。

それを車内から見ている僕。

「そうだった。忘れていた。名古屋からは人がめちゃくちゃ乗ってくるんだった・・・。」

たった1日休んだだけで通勤の混雑をすっかり忘れていた僕は心の準備が全然できておらず、次から次と通勤客が乗車し始め混雑する車内で一人動揺しました。

いや、動揺したというより、心が折れました。

「もう無理」

論理も何もありません。ただ、もうこれは無理だと思いました。高熱が出た日の夢のような感じです。

カオスで、恐怖で、意味がわからない。

ドア脇に立っていた僕は名古屋駅で下車しました。

僕は名古屋駅の構造をよく知らなかったので、どこに行けばいいのかさっぱりわかりません。

必死になって人の少ない場所を探してさまよい歩きました。でも、そんな場所は見つかりませんでした。

そして、気づいたら9時を過ぎていました。

9時を過ぎてもまだ人が多くざわついている名古屋駅から会社に電話をしました。もちろん会社を休むことを伝える電話です。

「まだ、熱が下がらないので今日も休みます」

電話は、前日と全く同じ女性がまず出て、次に上司へ取り次がれ、全く同じ理由を説明しました。上司からは、何も追求されることはなく、前日と同じような返事されて電話を切りました。

相談先もないので心療内科へ

「どうしよう」

今日はこれでまた休めます。でも、今日だけなのです。

「熱が下がらないので、今日から4日間休みます」とはできません。

どうすればいいのかわかりませんが、心療内科に行こうと思いました。相談できるのは病院しかないほど僕は孤独でしたので。

この出来事の半年ほど前にも心療内科に行ったものの、そのうち行かなくなりました(詳細は「初めての心療内科で驚いた3つのこと」にて)。その後の通院のことはブログには書いていませんが、設計書のない保守業務を担当してだんだんと社内ニートになりつつある頃(1ヶ月前くらい)から通院を再開していました。

次の通院日は今日ではありません。でも、予約していなくても受診することはできると思いました。なぜなら、そういう人を見たことがあったからです。

当日いきなり来た人が「あの〜、今日は受診日じゃないんですけど、いいですか?」と尋ねると、心療内科の受付の人が「はい。予約されてる方が優先されますので、時間がかかりますが良いですか?」と言ううやりとりを見たことがあります。

今は9時15分くらいなので、今から行けば9時30分くらいには病院に到着します。病院は9時30分からなのでちょうどいいタイミングです。

無理して行く必要はないというアドバイス

反対方向の地下鉄に乗り、病院へ向かいました。

思った通り9時30分くらいに心療内科の前に到着しましたが、すでに10名くらいの人が待っていました。

受付にて、受診日ではないので待ち時間が長くなる旨を伝えられました。午前の診療時間は9時30分から12時30分までなのですが、いくら待ち時間が長くても午前の診療時間内には診療してもらえることでしょう。

その後も続々と人が来て待合室は満杯の30名くらいになりました。そして、次々と受診して帰って行きますが、全く自分の番はやって来ませんでした。

僕の番が来たのは12時30分でした。

午前の受診時間は12時30分なのに、受診終了時間に僕の番が来たわけです。まだ、呼ばれずに順番を待っている人が5名くらいいますから、病院の忙しさと精神を病む人の多さを実感しました(しかし、こんなに受診者が多い心療内科は後にも先にも受診したことがありません。やっぱりあの病院はちょっと変だったのかな?)。

最近の診療では「最近いかがですか?」という質問から診療が始まっていましたが、今回は診療日でないにも関わらず突然やって来たということもあり「いかがしましたか?」という質問から始まりました。

僕は仮病で休んでいることを話しました。

医師はこう言いました。

「無理して行く必要はありません。休めるんだったら休みましょう。休みの理由はなんでもいいです。休む方が優先です」

そっか、休んでいいのか。