僕は基本的に「飛行機で行ける場所へは飛行機で行きたい!」と考える人です。
でも、飛行機が就航しているのは、距離的に遠い都市や、競合交通機関だと時間がかかる都市です。例えば、伊丹空港から岡山空港へは就航していません。だって、新幹線の方が便利ですからね。
そんな飛行機にも短い路線は存在ます。「えっ!!こんな近いのに!」みたいな路線です。
今回利用した伊丹空港〜但馬空港も、地図上ではめちゃくちゃ近くにある路線です。まぁまぁ有名な路線なので、多くの飛行機乗りがブログで本州最短路線として紹介していますが、僕のブログでも紹介します。
乗車時間たったの30分
伊丹空港は兵庫県伊丹市にあります。
但馬空港は兵庫県豊岡市にあります。
すごいですよね。同じ県内なのに飛行機が飛んでるんですよ!
JC2323便という以下のスケジュールの飛行機に乗りました。
- 出発時刻 3月5日 17:00
- 到着時刻 3月5日 17:35
たったの35分のフライトです。
なんでこんな短いのが就航しているのか?
調べればわかることなのですが、電車や特急とうまい具合に競合できています。価格も時間も、「う〜ん、飛行機にしようかな?」と思えるくらいのいい感じなのです。
飛行機が好きな方は、必ず飛行機を利用することでしょう。僕も飛行機が好きなので、飛行機を選んだというわけです。
飛行機が揺れすぎて不安になった往路
まずは往路から紹介します。往路と復路とで印象が全く違ったので、分けて紹介します。
往路は伊丹空港から但馬空港です。伊丹空港では特に印象に残った話はありません。搭乗ゲートで待って、バスに乗って、沖止めしてある飛行機へと向かいました。
正面から写真を撮りたいところですが、勝手に歩き回ることはできませんので、左斜め後ろから撮影。
JACのロゴを見て、「JACという会社が運行しているのかぁ」と思いましたが、思っただけで特に知識がないのでJACがなんの略なのかは知りません。
機内に入って感じたことはただ一つ!
狭い!!!
写真は広角レンズを使っているのでそんな感じはないと思いますが、窓側の座席だと壁が頭に迫ってきます。
小さな飛行機だし、新型コロナで乗客も少ないのですが、バスが2回に分けて乗客を運んでいたため、次のグループを待っている間は機内で手持ち無沙汰でした。
意味のあるようなないような写真を撮影して、「ATR42-600っていう機材なんだ。聞いたことないなぁ」と、だからどうした!ということを一人で思っていましたが、そんなこんなでこの小さな飛行機は飛び立ちました。
が・・・
飛び立った直後から揺れる揺れる。揺れまくります。
この路線に乗るのも初めてですし、ATR42-600という機材に乗るのも初めてですので、この路線が持つ気流の問題なのか、この機材が小さいからなのかさっぱりわからないけれど、恐怖を感じ続けました。もう怖い!もう飛行機には乗りたくない!
やがて、雲を抜けると揺れは収まったのですが・・・。
揺れが収まったと思ったら、こんなアナウンスが。
「当機は但馬空港へむけて、降下を始めました」みたいなアナウンスが流れました。離陸してから10分とかくらいです。
えっ!!もう!?
そして、ここからの揺れはもっとすごかった。
本当に機長はこの飛行機を操縦できているのだろうか?と思うほどの揺れで、空を飛んでいるというより、上下に揺れながら落ちているのでは?と不安になります。
やがて、地上が見えてきたのですが、全然揺れが収まりません。
「この飛行機、着陸に向けて降下しているのではなく、墜落に向けて実は落ちてるだけ醸しれない」と思うほど、山がグングンと迫ってきます。
僕の感覚では10メートル下に山があるような状況まで飛行機が降下し、「ああ、もう山にぶつかる!墜落する!」と思った瞬間、山が消えて人工物が目に入ってきました。
空港でした。但馬空港は山を切り開いて建設された空港だそうです。だから、山に向かって降下していくわけで、僕はそれを墜落していると思ったわけです。それに、そう感じるくらいに揺れが酷かったわけです。
但馬空港に到着した僕は強く「次回、この地域に来るときは、電車を利用しよう」と思ったほどでした。
1日2便しかない小さな空港
飛行機も小さかったのですが、空港も小さかったです。
飛行機からタラップを使って空港敷地内に降りて、歩いてターミナルびるへ向かいます。ボーディングブリッジなんてものはありません。すごく新鮮でした。
空港ビルはすごく小さいです。
JALしか就航していません。
伊丹空港にしか就航していません。
午前と午後に1便ずつ、つまり1日2便しか就航していません。
なので、小さな空港です。
コウノトリ但馬空港と呼ぶそうです。
小さな空港ですが、小さなカフェとお土産売り場があります。
お土産を買い忘れた人は、空港でも買えるので、便利です。
保安検査場もこじんまりとしていまして、待合室もこじんまりとしています。
この待合室が小さい。
伊丹空港や羽田空港なら、待合エリアから駐機している飛行機を見てリラックスできますが、ここはそんな雰囲気は味わえません。
ギリギリまで保安検査場前の非制限エリアで待機していた方が良いでしょう。
全く揺れない快適フライトだった復路
機材が小さいの到着した乗客はすぐに降りてきて、あっという間に次の出発の準備が行われ、搭乗が開始されます。
往路では恐怖の揺れを体験しましたので、離陸前の僕の気分は下がりに下がっていました。
で、離陸したのですが・・・
ところが、全然揺れませんでした。
全然揺れなかったので、5分ほど寝てました。
気づくと、伊丹空港着陸直前でした。
さっぱり揺れなかったので、往路が例外的に揺れていたのでしょう。通常は、復路のような感じなのでしょう。
伊丹空港到着後、僕は強くこう思いました。

次回も、飛行機を利用しよう!
まとめ
はい!というわけで、伊丹空港〜但馬空港を飛行機で飛んだ話でした。
揺れはなんだったんでしょうかね?たまたま風が強い日だったのか?、それとも、まぁまぁの確率であんなものなのか?
復路は全く揺れなかったので、往路の揺れはたまたまだと僕の中では考えています。
家から伊丹空港までが1時間30分かかるのに、伊丹空港から但馬空港へのフライト自体は30分もないので、なんだかなんだかなんだかなぁという感じです。
但馬地域へ行く際には、次回も飛行機を使うと思いますけどね。
おしまい。